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第12回「IUJむすびばカレッジ」を開催しました

2024/02/21 [カテゴリ: ニュース, むすびば, 地域連携 ] [作成者:

2月17日(土)に「IUJむすびばカレッジ」を開催しました。2回目のご登壇となる山口昇教授(国際大学国際関係学研究科)がウクライナ戦争の行方とガザ地区の問題について専門家の視点から詳しく説明しました。まず年初に発生した能登半島地震に関し災害の被害をどこまで緩和できるか、それには「通信」や「情報」が重要な点だということをご自身の自衛隊での経験に基づき解説しました。

ウクライナ戦争の経過については、戦争の長期化、多大な犠牲を出しているにもかかわらず両国とも「それでもやらなければならなかった」という最終的に「勝ち」も「負け」もしないのではないかという懸念について詳しく語られました。一方、ガザ地区の問題に関しては、歴史と宗教の根強いつながり、パレスチナ住民の硬化、イスラエルへの国際的な不信感、さらにいまや住民に危害を与えている武力行使について「人道」と反した理解しがたい問題について紐解き、今後とも対処療法しかできないのではないかというお考えを分かりやすく説明しました。

市民との質疑応答では欧米諸国のウクライナ戦争への携わり方、軍事産業の課題と裏側、能登震災時の自衛隊の支援、「非戦」についての考え方など、積極的な質問が飛び交いました。山口教授が一つ一つ丁寧に回答、ご自身の考え方についても明らかにされました。

今回も59名という大変多くの市内外の方からご参加があり、大変活気のある雰囲気の中で開催することができました。「IUJむすびばカレッジ」を通し、皆さんの関心のある様々な話題の提供、市民の皆様との交流をはかり、より一層地域に溶け込んでいけるよう取り組んでまいります。ぜひ初めての方も気軽にご参加ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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★市民の皆様とのQ&Aコーナー★ 

会場の皆様からいただいたアンケートの質問に講師がお答えしました!

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≪≪次回のご案内≫≫

2024年3月16日土曜日 15:00~(会場14:30)

スピーカー:後藤 英明 教授(国際大学国際関係学研究科)

テーマ:「稲作、信頼と経済発展

詳しくは専用ウェブサイトをご覧ください。過去全の記録動画もご覧いただけます。

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「IUJむすびばカレッジ」とは…

国際大学の教員が自身の研究・教育分野の視点からみなさまの生活に身近なトピックについてお話をします。対話を通じて市民のみなさんに国際大学のことをもっと知っていただくための交流の場となることを目指しております。

毎月第3土曜日(8月・12月を除く)に南魚沼市事業創発拠点MUSUBI-BAにて開催しています。参加費用は無料、事前登録制です。

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