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学長からのメッセージ

国際大学 学長
橘川 武郎(きっかわ たけお)
1951年 和歌山県生まれ

 

「世界を学び、日本を学ぶ場」「世界が協力する場」

大学院大学である国際大学の1学年の学生数は約200名です。このように少人数ではありますが、実に約70カ国・地域の学生が、世界中から集まっています。

日本国内に現存する「グローバルな異空間」であり、文字通り、「世界を学び、日本を学ぶ場」となっています。基本的には全寮制をとり、英語だけを授業言語とすることによって、世界標準の国際関係学および国際経営学に関する大学院教育を、深いレベルで受けることができます。教員だけでなく職員もまた英語が使いこなせることも、大きな特徴です。

学生の多くは、JICA(独立行政法人国際協力機構)、ADB(アジア開発銀行)、IMF(国際通貨基金)などの支援を受け、国際大学にやって来ます。日本企業から派遣された学生もいます。また、国内外から、充実した奨学金制度を活用して個人で入学した学生も、少なくありません。これらの人々が、24時間365日にわたって、新潟県南魚沼市にある浦佐キャンパスで勉学と生活をともにするのですから、濃密で多様性に富んだネットワークが必ず形成されます。つまり、国際大学は、将来につながる「世界が協力する場」ともなっているのです。

「新潟・南魚沼に溶け込んだ大学」

一方で、国際大学は、「新潟・南魚沼に溶け込んだ大学」になることも目指しています。

毎年、初夏に南魚沼市と共催で行う「インターナショナル・フェスティバル」は、地域の皆様と大学関係者が一緒になって世界各国の料理や歌・踊りなどを堪能する、ユニークな大学祭です。真冬のイベントである「IUJ Snow Festival」では、学生とそのご家族、教職員だけでなく、地元の高校生などもお招きし、かまくらづくりや雪像コンペティションを行い、もちつきやクロスカントリースキーに興じます。また、ほぼ毎月、南魚沼市の事業開発拠点である「MUSUBI-BA」で開講している「IUJむすびばカレッジ」では、国際大学の教員が自身の研究分野から地域のみなさまの生活に関連する身近なトピックを取り上げて話題を提供し、和やかな雰囲気のなかで交流を行っています。

このように、国際大学は、他に類例をみないユニークな大学です。みなさんも、その一員となり、グローバルなリーダーとなるための研鑽を重ねてみませんか。

 

学長 橘川 武郎

 

【橘川武郎(きっかわ たけお)学長プロフィール】
1975年東京大学経済学部経済学科卒業、1977同経営学科卒業
1983年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学
1996年経済学博士(東京大学)
−青山学院大学経営学部専任講師、同助教授、ハーバード大学ビジネススクール客員研究員、
東京大学社会科学研究所助教授、同教授、一橋大学大学院商学研究科教授、
東京理科大学イノベーション研究科教授等を歴任し、
2020年国際大学国際経営学研究科教授、2021年同副学長。
経営史学会会長、総合資源エネルギー調査会委員を歴任。
エネルギーフォーラム賞(2005年、2014年)、企業家研究フォーラム賞(2007年、2023年)などを受賞。

−在外外部役職:出光興産株式会社社外取締役(取締役会議長)
独立行政法人国際協力機構緒方貞子平和開発研究所特別客員研究員

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