2015年6月26日、国際大学大学院修了式が南魚沼市コミュニティー・ホールさわらびで挙行され、世界25カ国・地域の修了生142名が国際社会へと歩み出しました。 北岡伸一学長は、告辞において、「皆さんが国際大学を選んだことは正しい決断であった。国際大学で得た知見を基に、世界の発展に役立ってほしい。また、国際大学が世界に展開していくなかで、皆さんからの支援をお願いしたい」とはなむけの言葉が贈られました。 続いての祝辞では、来賓の松浦晃一郎氏(第8代ユネスコ事務局長)から、「世界には、政治・経済・文化的問題を抱えている国がまだ数多くある。皆さんが国際大学で養った知識と経験を活かして、国境を越えたグローバルな活躍を期待するとともに、より平和な世界を築いていってほしい」と、修了生の前途を祝しました。 修了生を代表しての謝辞には、国際関係学研究科のアランダラゲ マエラ プラサド アランダラさん(スリランカ)と国際経営学研究科の伊藤潤秋さんが登壇。「国連のような国際的な環境のなかで議論を交わすと同時に、インターナショナル・フェスティバル、IUJオリンピック、雪祭り、花見などでの異文化交流を通して、多くの仲間たちと親睦を深めることができた」(アランダラさん)、「国際大学の所在する新潟県南魚沼市は都心ではないが、四季を感じ、学業に集中して人間関係を密にすることができる場所である。大変に充実した二年間であった」と各々、学生時代の思い出や恩師・友人への感謝を語るとともに、今後の活躍を誓いました。 今回、国際関係学研究科から102名、国際経営学研究科から40名、合計142名が修了を迎え、修了生総数は3,779名となりました。