9月27日(金)、国際大学は、体育館にて入学式を挙行し、新入生の入学を祝いました。 2024年度の入学者数は、国際関係学研究科136名、国際経営学研究科83名、世界55の国と地域より合計219名です。 新入生の皆さん、ご入学、誠におめでとうございます。これからの学生生活が有意義なものになりますよう、教職員一同応援しています。 【橘川学長スピーチ(和訳)】 皆さん、ご入学おめでとうございます。本日、私たちは55カ国・地域から219人の新入生を迎えることができました。新入生が加わり、在籍者総数413名となりました。これは、1982年の国際大学の開学以来、過去最多の在籍者数であります。 また、新入生を迎えるために、本日この場にお集まりいただいたご来賓の皆さまにも感謝申し上げます。ご来賓の皆さまは、日本全国やこの新潟県・南魚沼市の地域コミュニティーで、影響力のあるさまざまな団体を代表される方々です。 皆さんが入学された国際大学(IUJ)は、特別な場所です。なぜなら、日本国内に現存する「グローバルな異空間」であり、文字通り、「世界を学び、日本を学ぶ場」となっているからです。基本的には全寮制をとり、英語だけを授業言語とすることによって、世界標準の国際関係学および国際経営学に関する大学院教育を、深いレベルで受けることができます。教員だけでなく職員もまた英語が使いこなせることも、大きな特徴です。私は、日本のいくつかの大学で教鞭をとってきましたが、このような特徴を持つ大学は、ほかにはありません。 学生の中には、JICA(独立行政法人国際協力機構)、ADB(アジア開発銀行)、IMF(国際通貨基金)などの支援を得て、IUJにやって来た方が多くいます。日本企業から派遣された学生もいます。また、国内外から、充実した奨学金制度を活用して個人で入学した学生も、少なくありません。これらの人々が、24時間365日にわたって、ここ新潟県南魚沼市にある浦佐キャンパスで勉学と生活をともにするのですから、濃密で多様性に富んだネットワークが必ず形成されます。つまり、国際大学は、将来につながる「世界が協力する場」ともなっているのです。 一方で、国際大学は、「新潟・南魚沼に溶け込んだ大学」になることもめざしています。 毎年、初夏に南魚沼市と共催で行う「インターナショナル・フェスティバル」は、市民と大学関係者が一緒になって世界各国の料理や歌・踊りなどを堪能する、ユニークな大学祭です。真冬のイベントである「IUJ Snow Festival」では、 学生とそのご家族、教職員だけでなく、地元の高校生などもお招きし、かまくらづくりや雪像コンペティションを行い、豆まきやスノーモービルに興じます。また、ほぼ毎月、南魚沼市の事業開発拠点である「MUSUBI-BA」で開講している「IUJむすびばカレッジ」では、国際大学の教員が自身の研究分野から地域のみなさまの生活に関連する身近なトピックを取り上げて話題を提供し、和やかな雰囲気のなかで交流を行っています。昨年からは、地元や遠隔地の高校生をお招きして、サマーキャンプも始めました。 このようにIUJは、日本のなかで、比類のない「特別な場所」なのです。 実は私自身も、昨年、IUJの学長に就任したばかりです。この豊かな自然の中で、皆さんとともに、IUJライフを心ゆくまでエンジョイしたいと考えております。 改めまして、皆さん、ご入学おめでとうございます。 ===== 入学・就職支援室 広報担当 025-779-1539 media@iuj.ac.jp =====