2022年6月17日、国際大学キャンパスにおいて、内閣府、文化庁の主催による国際シンポジウムが開催されました。現在、日本国は、国連教育科学文化機関(UNESCO)に「佐渡島の金山」を世界遺産登録候補として推薦しています。このシンポジウムは、佐渡の歴史・文化や世界遺産制度に精通する3名の有識者の方をパネリストにお招きし、「佐渡島金山」が持つ、人類全体にとって重要な「顕著な普遍的価値」について参加者と議論し、その文化的価値をより多くの方々に理解していただくことを目的に開催されました。パネル討論では、佐渡島をフィールドトリップで訪問した本学の留学生との意見交換も行われました。
プログラム概要
日時:令和4年6月17日(金) 15:30~17:30
会場:オンラインにて開催(配信会場は国際大学キャンパス)
主催:内閣府、文化庁
後援:国際大学
使用言語:英語(日本語同時通訳)
プログラム:
・開会挨拶
伊丹敬之 国際大学学長
四方敬之 内閣広報官
・来賓挨拶(ビデオメッセージ)
花角英世 新潟県知事
渡辺竜五 佐渡市長
・パネル討論
〈モデレーター〉
信田智人 国際大学教授
中村絢子 国際大学講師
〈パネリスト〉
宮田亮平 金属工芸家、前文化庁長官
岡田保良 国士館大学名誉教授、日本イコモス国内員会委員長
バリー・ギャンブル氏 世界遺産コンサルタント
・国際大学学生との質疑応答
・閉会挨拶
塩見みづ枝 文化庁次長
伊丹敬之学長の開会挨拶(部分)
“本日、国際大学のキャンパスで「佐渡島金山」の文化的価値に関する国際シンポジウムを開催できることを大変うれしく思います。花角新潟県知事、四方内閣広報官をはじめ、多くの著名なゲストをお迎えできることを大変光栄に思います。私たちの国際大学は、特に幸運なことに、このシンポジウムを開催して、ユネスコ世界文化遺産に対する佐渡島金山の文化的価値について国際社会に向けて議論するのに適しています。私たちは英語のみで授業を行う大学院大学であり、学生の大多数は50カ国以上からの留学生です。私たちの大学は、まさに「世界が集まる場」と言えるのです。また、私たちの大学は、日本の田園の美しさがキャンパスの周囲を満たす自然豊かな新潟県にあります。そのようなユニークな大学として、私たちの大学コンセプトの1つには、「新潟に溶け込む」ということがあります。そういう意味で、本日はキャンパスでこのシンポジウムを開催できることを大変嬉しく思います。新潟県や佐渡市の国際的な存在感を高める一助となることを願っています。”
以上