HOME > NEWS&TOPICS一覧 > 国際大学オープン・セミナー及び「武器をアートに」展のお知らせ

国際大学オープン・セミナー及び「武器をアートに」展のお知らせ

2016/02/12 [カテゴリ: クローズアップ, ニュース ] [作成者:

国際大学(IUJ)では「武器をアートに」展及びオープン・セミナーを開催されました。

モザンビーク内戦(1975-1992)後、住民のもとに残された大量の武器を農具や自転車と交換、武装解除を進める「銃を鍬に」というプロジェクトが始まり、回収された武器は裁断され、アート作品に生まれ変わりました。このプロジェクトを支援してきたNGO法人えひめグローバルネットワーク(EGN)代表理事によるセミナーと、同法人が所蔵するアート作品の展示会を開催されました。

1) 「武器をアートに」展

会期: 2016年2月26日(金)-28日(日)

    10:00-17:00 (28日は15:00まで)

会場: 国際大学 MLICホール(3F)

同展は、 3月3日(木)-29日(火)に池田記念美術館(南魚沼市)でも開催します。

(池田記念美術館ホームページ:http://www.ikedaart.jp/)

2) 国際大学オープン・セミナー

日時: 2016年2月26日(金)18:00-19:30

会場: 国際大学MLICホール(3F)

講演者:特定非営利活動法人

えひめグローバルネットワーク(EGN) 代表理事 竹内よし子氏

演題:「持続可能な開発のための教育(ESD)と地域づくり」

言語: 日本語

1975年の独立後1992年まで続いた内戦の終結後、モザンビークには、大量の武器が住民のもとに残されました。この武器を農具や自転車と交換し、武装解除を進める「銃を鍬に」というプロジェクトが始まり、人々の手元にあった武器は、鍬や犂などの農具、自転車、ミシンなどの生活用具と交換されて平和な生活の助けとなりました。一方、回収された武器は細断され、アーティストの手によって作品に生まれ変わりました。アート作品はモザンビーク国内のみならず大英博物館や日本の民族学博物館など、内外の多くの美術館・博物館に収蔵され、世界中の人々に平和への願いを発信しています。

IUJでは、「銃を鍬に」のプロジェクトを支援してきた特定非営利活動法人えひめグローバルネットワーク(EGN)が所蔵する作品を展示し、アートに結実した平和構築の営みを紹介します。IUJでは、モザンビークを始めアフリカから多くの留学生が学んでおり、また、近年に内戦を経験した国々(スリランカ、カンボジアなど)からも、学生や教員・研究者を多数受け入れています。

また、EGN竹内代表からは、「銃を鍬に」プロジェクトの支援と地域のかかわりをはじめとし、「持続可能開発のための教育(EDS)と地域づくり」に題するご講演をいただきます。竹内様はIUJ初代学長の故大来佐武郎先生のもとでPECC(太平洋経済協力会議)の事務局を務めておられました。また、実施にあたって様々なご協力をいただく「武器をアートに」新潟実行委員長は、IUJの地元南魚沼市出身で、現在は新潟大学大学院で学ばれています。

「世界が集う場所」であるIUJが結節点となり、学術・学生間の更なる連携の発展や、魚沼地域や新潟県、国内、そして世界中で、新たな交流や友情がうまれることを願って、このセミナーと展示会を開催します。

問合せ先:

セミナー・展示事務局

e-mail:exhibition2016@iuj.ac.jp

Tel: 025-779-1112/1483

主催:国際大学

協力:特定非営利法人えひめグローバルネットワーク

「武器をアートに」新潟実行委員会

後援:南魚沼市

exhibition2016



ARCHIVES