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2020年度国際大学修了式が挙行されました

2020/06/30 [カテゴリ: Frontpage Article @ja, IM ニュース, IR ニュース, クローズアップ, ニュース ] [作成者:

6月25日(木)、2020年度国際大学修了式が小出郷文化会館(魚沼市)で挙行されました。

例年はゲストスピーカー、外部関係者、ご家族ご友人もご参加いただいておりましたが、本年度につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、修了生、学長および教職員のみの出席とし、ご参加いただけない方々へは、Youtubeでのライブ配信を提供させていただくこととなりました。

式典では、はじめに伊丹敬之学長の式辞がありました。

「今日はみなさんの国際大学(IUJ)での長い学業の旅に終わりを告げる日であるばかりか、新型コロナウイルスの発生により様々な制約を強いられつつも誰ひとりキャンパスで感染者を出すことなく、春学期を無事に終えることができたことを祝う日でもあります」と述べ、「学生、教職員のみなさんが、最初は不安を抱えながらも、春学期を通して協力し合い、互いを思いやりながら、この困難な時期を一丸となって乗り越えてくれたことに、国際大学学長として心からの敬意を表するとともに、みなさんのことを誇りに思います」と続けました。

そして、「美しい南魚沼の自然に囲まれた異文化理解や異文化交流に最適なIUJのキャンパスが、修了生のみなさんにとって何度も思い出を振り返りたくなる場所、実際に戻って来たくなる場所であり続けることを願っています」として、スピーチを締めくくりました。

続いて、名誉教授称号記授与が行われ、本学渡辺 慎一特任教授(国際関係学研究科)へ名誉教授の称号が付与されました。

渡辺教授は1987年より33年間の長きにわたりIUJの教壇に立ち続けられました。 1987年からは国際関係学研究科教員として、2013年からは特任教授として、いくつもの重要な科目を担当されてきました。また、国際協力機構(JICA)などが実施する様々な国際研究プロジェクトにも携わられてきました。

挨拶で渡辺教授は、30年にわたりともに働いた教職員に感謝の言葉を述べるとともに、伊丹学長とMyoe, Maung Aung国際関係学研究科長の要請により、来年度から再びIUJキャンパスに戻り講義を行えることに喜びを感じていると話されました。

両研究科の学事報告およびGSO(学生自治会)、IR&IMカウンシル(学生評議会)の学生表彰に続き、学位記授与が修了生一人ひとりに行われました。

本年度は国際関係学研究科99名、国際経営学研究科49名、国際関係学研究科博士課程生1名が学位記を授与されました。

学生謝辞では、まず、Reza, Kazi Mahmudurさんが国際関係学研究科総代として登壇しました。Rezaさんは、在学中お世話になった教員、職員、奨学金団体、そして学友とバングラデッシュコミュニティーに対し感謝の気持ちを述べ、2年間の国際交流の機会と学友との思い出等振り返りながら、IUJは「世界が集う場所」であるということを強調しました。最後に、「帰国後はここで過ごした日々を胸に刻み、国際交流の経験を他の国の人々と共有し、人生における真の意義を見出したい」と今後の抱負を述べました。

次に、Rahman, Mehnazさんが国際経営学研究科総代として登壇しました。

「日本そして国際大学は想像以上のものを与えてくれ、私の成長を支えてくれました。私は以前よりも自主性が身につき、好奇心旺盛な文化的意識の強い人間になりました」と述べました。また、学業、学生自治会や教授助手やイベント企画など多くの経験を振り返り、「学生それぞれ異なる目標があっても、ここ国際大学で私たちは1つになり、1つの力強いコミュニティを築くことができました」と述べ、学友や教職員に感謝の言葉を伝えました。最後に「他の人に対して感謝をしたり称賛したりすることはもちろんですが、みなさんの成功の裏には、もう一人重要な人がいることを忘れてはいけません。それは他ならぬ自分自身です。みなさん、ここで少し、自分自身に感謝し、『よくやった、ありがとう』と肩をたたきましょう」と同窓の修了生への労いと祝福の言葉でスピーチを締めくくりました。

 

式典の終了後、修了記念樹除幕式が「修了生の森」で行われ、今年も修了生の森に国際関係学研究科、国際経営学研究科それぞれ1本ずつ記念樹が植樹されました。森は年々緑豊かになっています。
この記念樹が育っていくように、修了生たちも新しい環境でたくましく成長してゆくことを祈念いたします。

  



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