2025年7月19日(土)、「IUJむすびばカレッジ シーズン3 第27回」を開催しました。
今回は、国際大学 国際関係学研究科の信田智人教授を2年ぶりに講師として迎え、「トランプ政権と日米関係」と題してご講演いただきました。
信田教授は、「なぜトランプ政権の支持率が根強く高いのか」というテーマに焦点をあて、歴代大統領の支持率との比較やアメリカ社会の構造的変化を交えながら、トランプ政権の背景についてわかりやすく解説しました。
講演ではまず、アメリカが長年抱えてきた不法移民問題や、「白人が少数派になるのではないか」といった一部社会層の不安に触れ、トランプ氏がそのような感情を代弁する存在として、多くの支持を集めた点が紹介されました。特に白人の中間層や労働者層の間では、既存の政治家とは異なる“本音”の語り方に共感が広がり、熱心な支持層が形成されたことが強調されました。同時に、トランプ氏の台頭は強い反発も生み出しており、アメリカ国内の二極化が一層深まる要因となっているとも指摘されました。
さらに日米関係については、トランプ氏が唱える「日本に25%の関税を課すことで貿易不均衡が解消される」という考えは大きな間違いで、長期的にはアメリカ経済全体に悪影響を及ぼす可能性が高いという見解を示されました。
・「独裁的な政治を行うトランプ氏をなぜアメリカ人は選ぶのか、
・「関税の問題だが、お話を聞いて安心しました」
当日は、市内外から50名を超える方々にご参加いただきました。
質疑応答の時間には、「長年の信田教授のファンです」と語る参加者の姿もあり、地元に長年貢献されてきた信田教授と地域との深いつながりを感じられるひとときとなりました。
ご参加いただいた皆さまに、心より御礼申し上げます。
当日の様子はTubeIUJからご覧ください。
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次回の「IUJむすびばカレッジ」も、どうぞご期待ください!
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国際大学
むすびばカレッジ事務局
Eメール:presoff@iuj.ac.jp
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