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国際大学 TICAD9テーマ別イベント「ABE Initiative & TOMONI Africa」を共催 ― IUJ修了生がパネリストとして参加

2025/08/22 [カテゴリ: Frontpage Article @ja, カテゴリーなし, ニュース ] [作成者:

2025年8月20日、国際大学(IUJ)は「ABEイニシアティブのこれまでとこれから ~さらなる架け橋人材の育成を目指して~」と題したABEイニシアティブ & TOMONI Africaイベントを共催しました。本イベントは、TICAD9のテーマ別イベントの一環としてJICAが主催し、JICA横浜にてハイブリッド形式により開催され、IUJと神戸情報大学院大学(KIC)が共催者として参加しました。

IUJの修了生で、現在丸紅株式会社に勤務するケニア出身のメアリー・マグダレン・ケムマ・マトゴ氏(IRPプログラム 2018年修了)が、パネリストの一人として登壇しました。マトゴ氏は、自身のABEイニシアティブでの経験を振り返り、JICA東京でのオリエンテーションやIUJでの学生生活を通じて多文化に触れたことが、自己成長や異文化理解につながったと語りました。また、このプログラムにより日本社会をより深く理解し、コミュニケーション能力を高めることができたと述べました。彼女の体験談は、「架け橋」となるリーダーを育てるというABEイニシアティブの理念を体現しています。

閉会の挨拶では、国際大学の加藤宏副学長が二点を強調しました。
第一に、2013年以来続くABEイニシアティブは、日本とアフリカの相互学習を促進しており、日本企業がアフリカの学生をインターンシップで受け入れた際、期待していた成果は予想を上回るものであったと紹介しました。しかし同時に、日本とアフリカの間には依然として理解のギャップが残されているとも指摘しました。
第二に、新たなコンセプトである「Tomoni Africa」を歓迎し、友情・協働・対等なパートナーシップを基盤とすることの重要性を強調しました。そして、この理念が今後の日・アフリカ関係をさらに強化することへの期待を表明して挨拶を締めくくりました。

共催者として、IUJはグローバルリーダーを育成する大学の使命を改めて確認しました。IUJは今後もマトゴ氏のように国際ビジネスの現場で活躍する修了生を輩出し、日本とアフリカだけでなく、日本と世界をつなぐ「架け橋」となる人材を育成し続けます。



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