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第7回アフリカ開発会議サイドイベント IUJシンポジウムを開催しました

2019/09/02 [カテゴリ: Frontpage Article @ja, カテゴリーなし, ニュース ] [作成者:

8月27日(火)、パシフィコ横浜アネックスホールにて、第7回アフリカ開発会議サイドイベント IUJシンポジウム「日本型開発学の可能性 -アフリカの発展と人材育成-」を開催しました。
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メインスピーカー:伊丹敬之学長
パネリスト兼モデレーター:山口昇副学長・国際関係学研究科長
パネリスト:松山良一国際大学グローバル・コミュニケーション・センター所長、元駐ボツワナ日本国特命全権大使
パネリスト:2019年度MBAプログラム修了生・スーダン出身 オマール アワッド エルバシャ モハメッドアハメッドさん
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伊丹学長よりIUJの紹介とシンポジウムのテーマである日本・グローバル開発学プログラムについての説明がありました。日本は欧米以外の国で先進国となった初めての国であり、日本の発展から原則を抽出して学ぶことは、各国の将来のリーダーにとって重要であることを強調しました。

山口副学長は、江戸時代からの日本の高い識字率について言及し、それが250年あまりに渡って平和が続いたことによるものであること、平和と教育は国家の発展に非常に重要な要素であることを述べました。

松山所長は、アフリカの将来の発展には民間部門が重要な役割を果たすと述べました。 アフリカの天然資源の大きな可能性に触れ、これからの成功の鍵は、キャパシティビルディング(能力強化)であり、 IUJがそのキャパシティビルディングを続けていくことを強調しました。

オマールさんは、日本の第二次世界大戦後の急速な発展からアフリカの国々が学ぶ点が多いこと、自らがJGDPの2つのコースを受講し、学んだ点などを紹介しました。ネルソン・マンデラ氏の言葉、“Education is the most powerful weapon which you can use to change the world.”で締めくくりました。

続いて、日本の経験から学べる教訓、JGDPプログラムと欧米型の開発学との違い、そしてJGDPプログラムがアフリカの将来の発展にどう役立つかを議論しました。 パネリストは、日本の経験とアジア諸国での成功事例から学んだ教訓を活用し、アフリカ諸国に適用する方法についての考えを述べ、重要なのは、状況や環境に応じて適用させること、両当事者が協力して段階的に計画を実行すること、 さらに、カウンターパートと関わりあうことだと述べました。
質疑応答ではナイジェリアやエジプトからの参加者から活発な質問や意見が出ました。

山口副学長は、IUJのアフリカ出身学生と日本人学生の間で、今日のような意見交換と知的交流が繰り広げられることを望んでいると述べてシンポジウムを締めくくりました。

 

シンポジウムはほぼ満席の参加者を迎えて行われました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

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入学・就職支援室 広報担当
media@iuj.ac.jp
025-779-1539
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