中部経済新聞(5月17日)/ 林秀毅 特別招聘教授(国際関係学研究科)の寄稿記事が掲載されました
要約は以下の通りです。
1.円安圧力が根強く続いてます。前月に述べた「賃金と物価の好循環」が未だ実現せず消費が前向きになっていない、と市場は見ているようです。
2.一方、海外では、中国で、経済の先行きに不安を持つ個人の消費が伸び悩んでいます。これに対し、インドは政治・経済共に安定し、特に消費は堅調です。
3.これまで米国の消費が依然堅調で、市場の高金利を支えてきましたが、この点に翳りが見え始めています。新興国・先進国双方の個人消費が、世界経済の方向を決める力になっています。