2021年8月27日
学長 伊丹 敬之
アフガニスタンにおいてタリバンが政権を掌握したことに伴い治安の悪化や
人権の抑圧が危惧される中、本学に留学して帰国した修了生からも、
身に危険が迫っており国外への退避ができるよう支援してほしいという切実な要望
が来ております。
このような状況のため、本学でも、希望する帰国修了生の国外退避が実現するよう、
政界及び政府・関係機関の方々に対して強く要請をしてまいりました。
しかしながら、まことに残念ではありますが、現時点では前向きの返事をいただけて
いないのが実情です。
昨日発生したカブール空港近くでのテロ事件などにもかんがみ、事態は一層悪化
しており、今後の展開が憂慮されますが、本学としては、引き続き、他大学とも
連携しながら、政府に対して本学修了生への支援策の検討の必要性を訴え続けること
を含め、大学としても最大限の努力をしていく所存です。