2025年5月17日(土)、「IUJむすびばカレッジ シーズン3 第25回」を開催しました。
今回は、国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの所長、また学校法人国際大学理事を務める松山氏を講師に迎え、「インバウンド観光と地⽅創⽣」と題してご講演いただきました。
松山氏は、⽇本政府観光局 (JNTO)の理事長として、約7年にわたりインバウンド観光を牽引されてきました。講演では、コロナ禍を経て政府が「観光立国」政策を再推進した結果、2024年度には訪日外国人観光客数が3,687万人、観光消費額が8兆円に達したことが紹介されました。
同時に、持続可能で質の高い観光を実現するには、観光インフラの整備や交通機関の改善、多言語対応など、受け入れ体制の強化が不可欠であると強調されました。また、外国人目線での日本の魅力がSNSを通じて広まり、観光客誘致につながっている現状や、日常的な風景や体験こそが地域の魅力になる点についても語られました。地方が観光資源のターゲットを明確にし、効果的にPRすることの重要性にも言及されました。
質疑応答では、参加者から以下のような声が寄せられました:
・「地方でのインバウンド観光における最大の課題は、交通インフラであるが、今の現状や情報について教えてほしい」
・「オーバーツーリズムによって地元の人が疲弊している状況を、国がもっと真剣に受け止めてほしい」
当日は、上越地方を含む市内外から約50名の方々にご参加いただきました。
【参加の声】
・外国人目線で観光資源を考えることが重要というお話は勉強になりました。
・他地域の事例も踏まえて、インバウンドの現況を知ることができた。
—–
次回の「IUJむすびばカレッジ」も、どうぞご期待ください!
———————————————-
国際大学
むすびばカレッジ事務局
Eメール:presoff@iuj.ac.jp
———————————————-