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NEWS&TOPICS一覧

2021/02/01
IR ニュース

ラジオNikkei(1月26日)/ 林秀毅 特別招聘教授(国際関係学研究科)が「新興国マーケット情報」コーナーにて解説しました。 ======== テーマ:米国新政権スタート後の新興国経済」 http://market.radionikkei.jp/marketpress/post_8713.html ======== 年初、米ユーラシアグループが発表した「世界の10大リスク」の内、新興国に関連する部分を米新政権の政策方針と関連付け、 「先ず全体感として、米国など先進国が新型コロナのワクチン早期接種に取り組む一方、新興国はワクチンの入手が遅れているため年後半にかけ経済危機が新興国から表面化するリスクが懸念されます。特に今年、多くの国政選挙を控える中南米各国の動向が注視されています。但し、米バイデン大統領は近隣国重視の姿勢を示しているため、メキシコとの政治・経済関係の改善が期待され、これは従来からメキシコに米国市場向け生産拠点を置いてきた日本の製造業にとって今後プラスになるだろう。 一方、中東については、サウジアラビアを肩入れしていたトランプ氏が去りイラン情勢が急速に改善する状況でもない上、原油価格の低位安定が続いており、地域の政治経済共に膠着状態が続かざるを得ないだろう。」  

2020/12/25
IR ニュース

ラジオNikkei(12月22日)/ 国際関係学研究科 林秀毅 特別招聘教授が「新興国マーケット情報」コーナーにて解説しました。 ======== テーマ:「新興国経済の回顧と展望」 http://market.radionikkei.jp/marketpress/post_8713.html ======== 今年1年の新興国経済はコロナに始まり、コロナに終わりました。年初、中国から感染が拡大した新型コロナは、欧米先進国だけでなく、ブラジル・ロシア・インドなど経済規模の大きい新興国に波及しました。 BRICSと呼ばれるこれらの国は、大都市に貧困層が多く感染が拡大しやすいこと、国内で人の移動が活発であることなどが背景です。年末にはBRICSの一つである南アフリカで新変種のコロナが発生しました。 2011年前半、コロナ危機からいち早く脱した新興国の中では中国経済の「一人勝ち」予想されます。しかし、次第にワクチン接種などの対策が取らることにより、年後半はこれまで大きな痛手を受けた国々、特に今回の危機でニーズが高まったデジタル産業に強みを持つ、インドの復活に期待が高まるでしょう。  

2020/11/20
IR ニュース

ラジオNikkei(11月17日)/ 国際関係学研究科 林秀毅 特別招聘教授が「新興国マーケット情報」コーナーにて解説しました。 ======== テーマ:「米大統領選からRCEPへ」 http://market.radionikkei.jp/marketpress/ ======== 米大統領選で民主党のバイデン氏が勝利を確実にしましたが、国内経済の困難な状況が続く中、 中国に対する強硬姿勢は当面変わりません。一方、中国は今般、東アジアの地域的な包括的経済連携(RCEP)の調印に参加しました。この背景には、中国が国内経済は堅調な一方、対外的には国際的な孤立を深めており、対外的な協調姿勢を示すと共に、将来的にアジアの経済外交を主導する狙いがあると林教授は考えています。  

2020/10/15
IR ニュース

ラジオNikkei(10月13日)/ 国際関係学研究科 林秀毅 特別招聘教授が「新興国マーケット情報」コーナーにて解説しました。 ======== テーマ:「米大統領選後の中国」 http://market.radionikkei.jp/ ======== 今回の米大統領選でバイデン氏が勝利した場合でも現在の中国に強い姿勢で臨むことに変わりはない一方、過去の冷戦期と異なり現在の世界ではグローバルバリューチェーンが発展し中国企業もそのメリットを受けており、中国は今後、貿易・経済面で米国等に対しある程度の妥協を余儀なくされると林教授は考えています。  

2020/09/18
IR ニュース

ラジオNikkei(9月15日)/ 国際関係学研究科 林秀毅 特別招聘教授が「新興国マーケット情報」コーナーにて解説しました。 ======== テーマ:「インドのコロナ感染拡大と経済動向」 http://radiko.jp/2020.9.15 ======== 9月上旬、インドの新型コロナの感染者数は、累計420万人を超え、米国に次ぎ世界第2位となりました。この背景には、感染が都市部から農村部へ全国的に広がり、医療崩壊を招いているという実態があります。さらに経済との関係では、今年春に失業者が急増し、工場の操業などを早期に再開したことが感染の一層の拡大につながる、という悪循環が生まれました。都市と農村の格差、製造業の未成熟というインド経済の構造的な弱さが表面化し、対外的には自由貿易協定への参加が困難になる、といった事態に至っていることについて解説しました。  

2020/08/20
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ラジオNikkei(8月18日)/ 国際関係学研究科 林秀毅 特別招聘教授が「新興国マーケット情報」コーナーにて解説しました。 ===== テーマ:「中国の新興国戦略」 http://radiko.jp/ ===== 中国は新興国戦略を、新型コロナ対応の「マスク外交」から新たな通信規格サービス「5G」に重点を移しています。この背景には、米国、英国などの先進国が中国ファーウェイ社の5G機器に厳しい目を向けていることがあります。これに対し中国から通信技術と資金を供与されてきたアフリカと、自前の技術と資金を持つようになった東南アジアの国々の間に、対応について温度差が生じていることについて解説しました。  

2020/07/27
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ラジオNikkei(7月21日)/ 国際関係学研究科 林秀毅 特別招聘教授が「新興国マーケット情報」コーナーにて解説しました。 ===== テーマ:「香港情勢と対中国経済政策」 http://radiko.jp/ ===== 中国政府が国家安全維持法により早期に香港情勢の安定化を図っている背景には、かつての天安門事件のように経済制裁等につながらないようにする狙いがあることが考えられるなど「香港情勢と対中国経済政策」について解説しました。  

2020/06/19
IR ニュース

ラジオNikkei(6月16日)/ 国際関係学研究科 林秀毅 特別招聘教授が「新興国マーケット情報」コーナーにて解説しました。 ===== テーマ:「コロナ危機後の世界経済、新興国経済」 http://market.radionikkei.jp/marketpress/ ===== 米国・欧州など先進国では、経済活動とのバランスを考え、外出規制等の解除に踏み切っていますが「見切り発車」の面も強く、今後、第二波の襲来が懸念されます。一方、新興国は、人口の多いブラジル・インドでは感染拡大が続いていますが、日本と経済関係の深いベトナム・タイなどでは感染防止が徹底されてきたと林教授は考えています。

2020/05/29
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ラジオNikkei(5月26日)/ 国際関係学研究科 林秀毅 特別招聘教授が「新興国マーケット情報」コーナーにて解説しました。 ===== テーマ:「コロナショックと新興国経済」 http://market.radionikkei.jp/marketpress/ ===== 東南アジアを中心に、タイやベトナムなどでは政府の規制に国民が協力的であることなどを背景に事態が落ち着いてきた一方、シンガポールでは外国人労働者の宿舎を中心に感染が拡大しています。経済の繁栄を支える労働力を外国に頼らざるを得ないこの国の影の部分を示していることについて解説しました。

2020/04/22
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ラジオNikkei(4月14日)/ 国際関係学研究科 林秀毅 特別招聘教授が「新興国マーケット情報」コーナーにて解説しました。 ===== テーマ:「コロナショックと新興国経済」 http://market.radionikkei.jp/marketpress/post_7875.html ===== 欧米の感染波及にピークアウトの兆しが見える一方で、今後最も懸念されることは、人口が多く都市に貧困層を抱えるインド・ブラジル・南アフリカなど、かつてBRICSと呼ばれ脚光を浴びた新興国への本格的な感染拡大であると林 特別招聘教授は考えています。