国際関係学研究科の特徴は、政治学、経済学、公共経営学などの学問領域を包含する学際的で政策指向的な教育にあります。経済の発展過程における諸問題を解決する政策を学修し、課題を体系的に分析できる専門家を養成します。また、「時代の潮流を見通す長期的なビジョン」と「地域に根ざしたグローバルな視野」を有し、知的判断力と問題解決力を持つ人材の輩出を目的としています。
教育・研究水準の担保された国際的な教員による指導の下、国際関係や国際開発などに関する専門的知識、分析手法、理論を体系的に学び、修士論文(または研究レポート)作成では専門的かつ論理的な論文作成能力を身に付けます。
また、2015年9月には、博士後期課程を新たに開設しました。「経済学クラスター」「公共経営学クラスター」「国際関係学クラスター」から構成され、「博士(経済学)」「博士(公共経営学)」「博士(国際関係学)」の学位をそれぞれ授与するものです。
当研究科は、国際協力機構(JICA)、国際通貨基金(IMF)、世界銀行(WB)、アジア開発銀行(ADB)などの奨学プログラムから指定を受けており、各国の省庁や中央銀行などから多数の行政官が入学しています。教育内容はもちろんのこと、在学中に形成される人的ネットワークは、修了後も活用される大きな財産となることでしょう。