国際大学 国際関係学研究科 博士後期課程

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PhD Program Starting in September 2015 Graduate school of International Relations International University of Japan

博士後期課程概要

博士後期課程では、既存の国際関係学研究科修士課程の「国際関係学プログラム」「国際開発学プログラム」「公共経営・政策分析プログラム」の専門性を更に深化させた次の三つのクラスターからなる教育研究体制を構築しています。

  • 国際関係学クラスター

    安全保障など複雑性を増している国際関係学の高度な研究能力及び専門的な学識を有する研究者又は、そのような研究能力と学識を有し国際機関や行政機関で外交や安全保障政策の立案・執行などの業務に従事する高度専門的職業人を育成します。

  • 経済学クラスター

    数理・統計的分析手法を包含した経済学の高度な研究能力及び専門的な学識を有する研究者又は、そのような研究能力と学識を有し国際機関や行政機関その他の組織体において経済開発・経済政策に関連した業務に従事する高度専門的職業人を育成します。

  • 公共経営学クラスター

    公共経営学の高度な研究能力及び専門的な学識を有する研究者又は、そのような研究能力と学識を有し国際機関や行政機関で効率的な経営管理などの業務に従事する高度専門的職業人を育成します。

課程修了・学位授与の要件

修了要件は、博士後期課程に3年間在籍し、必要な研究指導を受けた上、次の要件を満たすこととする。

  • 以下の必修科目より各クラスター3科目(6単位)を履修し合格すること。

    【必修科目】
    国際関係学クラスター 
    国際関係論の諸理論特論、国際政治経済学特論、人権とグローバル・ジャスティス特論
    経済学クラスター  
    ミクロ経済学特論、マクロ経済学特論、計量経済学特論
    公共経営学クラスター 
    公共経営学特論、政治とガバナンス特論、公共政策プロセス特論

  • 博士論文特別演習I、II、III(各3単位、計9単位)を履修し合格すること。

  • 博士後期課程1年次終了時に行われる博士候補認定試験において合格すること。不合格の場合は、再度翌年受験ができる。

  • 研究論文1編以上が査読付学術誌において掲載が受理された上で博士論文を提出し、その審査及び最終試験に合格すること。

教育課程・授業科目の概要

博士後期課程の教育課程は「必修科目」及び「博士論文特別演習(研究指導科目)」の区分により編成される。必修科目は、博士の学位にふさわしい高度な専門知識と学識の修得及び研究遂行能力の醸成を目的とする。博士論文特別演習は、博士論文執筆のための指導を目的とする。

共通選択必須科目

ミクロ経済学特論(1年次冬) / マクロ経済学特論(1年次秋) / 計量経済学特論 (1年次春) /公共経営学特論(1年次秋) / 政治とガバナンス特論(1年次冬)/ 公共政策プロセス特論(1年次春) / 国際関係論の諸理論特論(1年次秋) / 国際政治経済学特論(1年次冬) / 人権とグローバル・ジャスティス特論(1年次春)

博士論文特別演習(研究指導科目)

国際関係学、経済学、もしくは公共経営学に関して、研究の実践・指導を行い、博士論文指導を行う。
博士論文特別演習I(1年次通年) / 博士論文特別演習II(2年次通年) / 博士論文特別演習III(3年次通年)

博士後期課程における研究指導のスケジュール

博士後期課程担当教員

経済学クラスター

教授:後藤 英明 (PhD、コーネル大学)
准教授:Huang, Chien-Yu (PhD、ノースカロライナ州立大学)
准教授:陣内 悠介 (PhD、ロチェスター大学)
准教授:Kane, Robert F. (PhD、ノースカロライナ州立大学)
准教授:Lin, Ching-Yang (PhD、ウイスコンシン大学マジソン校)
講師:Tang, Cheng-Tao (PhD、ニューサウスウェールズ大学)
教授:臼井 則生 (PhD、東京大学)
講師:Wong, Chun Yee (PhD、ニューサウスウェールズ大学)

公共経営学クラスター

准教授:Jung, Jiwon (PhD、アリゾナ州立大学)
教授:Lim, Seunghoo (PhD、フロリダ州立大学)
准教授:Park, Hun Myoung (PhD、インディアナ大学ブルーミントン校)
教授:山田 恭平 (PhD、イェール大学)

国際関係学クラスター

教授:Cooray, Nawalage S. (PhD、名古屋大学 )
教授:Myoe, Maung Aung (PhD、オーストラリア国立大学)
教授:信田 智人 (PhD、ジョンズホプキンス大学 )
講師:Vida Macikenaite (PhD、慶應義塾大学)

施設

  • 学生寮

    学生寮は国籍、男女の別なく、大学院大学にふさわしい、良識ある大人のコミュニティーでの共同生活を通じて国内外の多様な人々と交流し、国際人としての経験を深めるための場を提供しています。単身寮は各室バス・トイレ、電話、机・ベッド付きの個室で、冷暖房も完備しています。各室から学内 LAN・インターネットに接続可能である他、PC・プリンターを置くコンピューター・ラウンジも設けられています。寮には、共同キッチン、コイン・ランドリーのほか、衛星放送が見られるラウンジや、無料駐車場もあります。数に限りがありますが、夫婦で滞在する学生用の世帯寮も用意されています。

  • 博士後期課程学生共同研究室

    博士後期課程学生が高度に自律的な研究を行うためのスペースとして、MLIC棟に共同研究室を整備します。共同研究室には、個人用ロッカー15名分、専用机15台、共用プリンター1台、共用キャビネット・本棚が設置されます。大学全体で共用するMLIC棟のPCルーム2室や図書館とも隣接し、研究上の高い利便性を確保しています。

  • 松下図書情報センター (MLIC)

    情報センターと図書館の機能を統合したセンターとして、世界各国の経済、学術、ビジネス情報を的確に収集し、分析できる環境をハード、ソフトの両面から整え、教育研究を支えています。無線LANによりセンター内のどこからでも学内LANに接続可能です。2つのコンピューター・ルームにはWindowsOSが入ったパーソナル・コンピューターが設置され、インターネットやオンライン・データベースを利用した情報収集、論文作成、プレゼンテーション、データ解析等に活用されています。図書館では、小規模な大学ながら多くの電子媒体の情報を活用できる研究環境の整備を実現しています。学内LANを通して提供している国内外のオンライン・データベースやサービスも非常に充実しています。

入学者選抜

入学資格

修士の学位若しくは専門職学位を有する者又はこれらと同等以上の学力があると認められた者。

学力の要件

博士後期課程コースワークに必要な専門知識
(経済学、公共経営学または国際関係学の修士レベルまたはそれに準ずる専門知識)
博士後期課程の高度な研究を英語で遂行するために必要な英語能力

審査の方法

書類選考及び面接
面接は、キャンパスにおける実地の面接あるいは、インターネット(スカイプ等)を利用したオンライン等により行います。

入学定員

5名

入学検定料

国内居住者 9,000 円
海外居住者 5,000 円

募集日程

入学試験についての詳細及び願書については、募集要項をご覧ください。

奨学支援

一定の条件を満たす日本人及び外国人学生(原則として私費学生のみ)に対して、奨学金制度を設けています。
詳細は、 奨学金情報をご覧ください。

学納金

入学金

30万円(本学修了生は免除)

授業料

165万円(各学期55万円)

お問合せ先

〒949-7277 新潟県南魚沼市国際町777
国際大学 入学・就職支援室
TEL:(025)779-1200
FAX:(025)779-1188
E-MAIL:admgsir@iuj.ac.jp