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修了生メッセージ

熊谷 陽介
2018年度MBA1年制プログラム修了

外部サイト 進研アド 大学院へ行こう!「先輩の声」をご覧ください。
”MBAを取得し、ビジネスを作る・競争に勝てる力を身に付けたい!”


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加古 真一
全日本空輸株式会社
2015年度MBA1年制プログラム修了

MBA1年制プログラムと2年制プログラムの大きな違いは、如何にして1年間という限られた時間の中で2年制とほぼ同じ量の勉強をしながら外国人留学生と国際交流を図って楽しむのかということに尽きます!
1年制は2年制と比べて、勉強面では単純に1.5倍の授業数を取る必要があり、更に授業以外ではグループ・ミーティングやプレゼンテーション準備、宿題、タームペーパー、研究レポートを書き上げる必要があります。国際大学は在学生の内、80%以上が約40か国から来ている外国人留学生で、ほぼ全員が寮生活という絶好の環境ですので、私生活では所属プログラムに関係なく国際交流が積極的に行われます。また、留学生との交流を通じて、各国の政治、文化、宗教、生活などをより深く理解していくことができます。しかしながら勉強や課題等に時間を要することも多く、勉強と国際交流の両立は時間との戦いになります。特に、様々な国籍の学生と行うチームプロジェクトは、互いを理解しながらの作業にかなりの時間を要し、マネジメント能力が求められます。日常的な交流以外にも、各国料理が振る舞われる夜の食事会や、週末イベント等に参加するために、普段は図書館や自習室に籠って深夜まで勉強をする必要があります。このように、1年制の学生は自らを律し、効率よく物事を進める能力を、普段の生活を通して身につけることができます。
学生の立場からすると、2年制のほうが、より深く国際交流を図り、人間関係を構築することができます。しかし企業の立場からすると、1年間でMBAを取った方が効率的という考えは当然です。人一倍勉強して、倍以上遊ぶ自信のある方、国際大学のMBA1年制プログラムを検討されてみてはいかがでしょうか?1年間でMBAを取得でき、遊びも十分に満喫できて、更に日本にいながら国際感覚を身につけることができる、大変有意義な1年間を過ごせますよ!


沼田 一
Terumo BCT, Inc.(コーディネーター)
2014年度MBA1年制プログラム修了

私は現在、医療機器の製造やサービスの提供をグローバルに展開するテルモ株式会社の子会社Terumo BCT, Inc.で働いています。Terumo BCT, Inc.はアメリカに本社を構える企業です。主に親会社であるテルモ株式会社とのコーディネーター役として、適切なコミュニケーションを図りながら事業戦略の策定に関わっています。

親会社との間に入りコミュニケーションを進める中で、国境を越えるからこその難しさも感じています。その1つが相手の国の文化や価値観に対してステレオタイプを持ってしまうことです。例えば、アメリカ人は日本人に比べ、物事の行間を読まないという印象を持っている方もいるかもしれません。ただ実際は行間も読みますし、物事の色々な面に配慮しながら発言しています。このようなイメージとのギャップは、お互いに誤解を生んでしまい事業を進める上での障害になってしまいます。その障害をできる限り解消するために、相手がどのような考え方をしているか、価値観を持っているのかということをしっかり説明し、お互いが少しでも理解し合えるように心掛けています。

このようなコーディネーターの役割を担う中で、国際大学に在学した経験が活かされていると感じます。国際大学は新潟県にある大学院大学で、約60カ国・地域から政府関係者や企業人などさまざまなキャリアを持った人々が集まっています。私自身は企業人ですので、得た知識を事業にどう活かすかを考えることが多いです。一方で政府関係の方はどのように国の政策に活かすか、どのようにして社会に還元していくかという視点で意見を持たれます。加えて国や文化が違えば、さらに多様な意見が集まります。単純な利益追求だけではなく、さまざまな立場の方と協働し、国や社会にインパクトを与えることが求められる現代においては、国際大学での異文化共生の経験は大変貴重なものだったと感じます。

今はCOVID- 19の影響もあり、物事が大きく転換するタイミングに入っています。海外の人が得意とする「何かをゼロから生み出し社会を変えていく力」と、日本人が得意とする「何かをさらに良くしていく力」がコラボレーションすることで、より大きな価値を創出できると考えています。海外へ留学することに対してハードルのある現在においては、国際大学のように日本にいながら多様な文化・キャリア・宗教と関われる環境は重要です。私自身も国際大学での学びを起点に、知見を広げながら会社運営に関わり、医療の現場に貢献していきたいと考えています。

GSIM