IUJに派遣される前は、CSR本部法務部コンプライアンス推進室で勤務していました。会社の留学制度を利用し、2019年に国際大学に入学しました。IUJを卒業した会社の先輩からすごくいい経験になると聞いていたため、IUJで学ぶことに期待する半面、英語で教育を受けるのは初めてのことだったので心配もありました。
実際に、IUJで学んでみると、難しいと思うこと以上に、多くの刺激を受けました。例えば、様々な国籍の同級生たちとディスカッションは、時間がかかるけれど、自分ひとりでは考え出せないような意見が聞けて、とても面白く感じました。また心配だった英語の面についても、英語が流暢でなくても、ほとんどのクラスメートがノンネイティブなので、発言することに気後れせず、議論に加わることができました。
興味深かった授業は、Chuang先生のコーポレートファイナンスやLee先生のアカウンティングの授業です。これまで財務関係の勉強はしたことがなかったため、数字をベースに企業活動を理解し考察するプロセスを学ぶことができ、とても有意義でした。
私は、社会人になってから、学生時代にもっと勉強すればよかったと後悔したり、自分の知識や能力不足で悔しい思いをしたりすることがありました。MBAのコースで学んだことは、自分が興味を持てる分野をみつけ学び続ける大切さ、自分の将来のキャリアを改めて考えるきっかけになったと思います。