在学生の声－福田孝さん

福田 孝さん

1年制MBAプログラム

株式会社IHI

 

 

IUJに派遣される前は、国内／海外サプライヤーへの発注及び、第三国への輸送、輸出入業務を担当していました。特に輸出入業務では、国によって異なる政治、商習慣を理解し、海外サプライヤーと円滑な取引、輸出入を行うことが課題でした。

IUJに来てよかったのは、私と同じ課題を抱えた学生たちと意見を交わせる点です。海外サプライヤーとの円滑な取引、輸出入を実現するには、知識、経験、人脈を更新し続けることが重要だと考えています。IUJには、学生間で気軽に議論することができる環境が整っているため、職場では得ることが難しい知識や人脈を得ることができますし、時間を問わず、お互いの失敗、成功体験を共有することができます。

これまでの授業では、特に、実際の事例に基づいた企業戦略をグループで研究できたことが有意義でした。これまで私は、多くの時間を日本で過ごしてきたため、日本、極東アジアの文化圏からの視点に偏った分析をしていました。しかし、留学生の視点には、論文や資料からでは学ぶことができない歴史、政治、地理的な分析が含まれており、これらの分野を研究に取り入れることで新しい学びを得ることができました。

変化の激しい国際情勢では、正確で新しい情報を得ることが今後重要になると考えています。IUJで世界各国にパートナーを作れたことは、海外へ進出する、または海外での活動をさらに強化していく際に、非常に役立つと思います。

生活面では、極力、共同キッチンで晩御飯を作り、留学生たちと一緒に食べるようにしています。授業だけでなく、プライベートでも生活を共にすることで、考え方の根底にある価値観を知ることができ、学生生活を更に楽しく過ごすことができます。

入学前は、英語による授業、留学生、全寮制という環境は、私にとってプレッシャーでした。しかし、多くの留学生にとっても初めての日本であり、プレッシャーを抱えていたと聞きました。そのためか、IUJではお互いに助け合える雰囲気があります。このIUJの環境で、自分が大きく成長していることを感じます。