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国際関係学研究科 修了生総代スピーチ

謝辞 – 2023年度修了生総代

国際関係学研究科 国際開発学プログラム

Rahman, Inteha

来賓の皆様、槍田理事長、伊丹学長、Myoe研究科長、Lee研究科長、教員の皆様、職員の皆様、そして親愛なる友人と家族の皆さん。2023年度修了生のみなさん、おはようございます。

 

2023年度修了生の皆さん、おめでとうございます。今日は私たちの人生において重要な節目となります。 国際関係学研究科の修了生代表として、皆さんの前に立っている今、私は深い感謝と誇りに満たされています。

 

まず、私たちのクラスメイトであるオショバさんのことを思い出すことから始めたいと思います。彼は素晴らしい人間であり、良い友人でした。彼が今日ここに居ないことはとても残念ですが、彼との思い出が皆さんの心の中に生き続けることを願っています。

 

約2年前、国際大学で修士課程を学ぶことが決まった日は、私の人生で忘れられない印象的な一日となりました。しかし、それが大変な冒険の始まりだったことを誰が予測できたでしょうか。私達の冒険は後藤先生のミクロ経済学の中間試験から始まり、陣内先生の統計学の中間レポートでさらに興味深いものになりました。大変だった試験や課題は全て、将来のため、私たちを強くするために課されたものであったと今ではわかります。私の素晴らしい指導教員であるTang先生に感謝の意を表明したいと思います。修士論文執筆の過程でいただいた先生からの貴重なコメントを私はとても光栄に思っています。本当にありがとうございました。計量経済学の幅広い専門知識を教えてくれたWong先生にも感謝申し上げます。国際大学における2年間の「旅」を通じてお世話になった、後藤先生、陣内先生、Kane先生、他全ての先生方に、心から感謝の気持ちをお伝えします。ありがとうございました。教務事務室、学生センター、総務室、そして松下図書情報センターと寮スタッフの皆様のサポートに対しても感謝の気持ちでいっぱいです。

 

今日の日は、私達の努力と個々の才能の証ではなく、むしろ家族の絶え間ない励ましとサポートに捧げるべきものです。私の両親、妻のOrin、そして私のお姫様、娘のIqraに感謝の気持ちを表したいと思います。彼らの理解とサポートなしには、私はこの場所まで到達できなかったことでしょう。

 

私たちが国際大学で「旅」を始めた当時はまだCOVID19の世界的流行の最中で、渡日がいつ叶うかわからずオンラインで授業を受ける日々が続きましたが、渡日し、国際大学に到着したとき、私はここにまったく新しい人生が待っていたことを知りました。多くの異なる文化の中に身を置く中で、時として困難を伴う新たな環境への適応方法や、他者の文化や習慣を尊重し、受入れる謙虚さや柔軟さなど、私たちはここで多くのことを学びました。間違いなく、国際大学で過ごした日々は私たちのライフスタイルを変えました。

 

様々な国や地域から多様なバックグラウンドを持って国際大学にやってきた私達が、今日、同じ大学の誇りある修了生となり、成功への野心を持ってこの場所を去ります。 2年間にわたる旅は、教科書や教室の境界を超えて広がっています。それは私たちが築いた友情や、参加した課外活動、そして経験した感動の瞬間にあります。見慣れた皆さんの顔をここから見渡している今、共に成長し、笑い合い、支え合った日々を思い出します。 私たちは困難を乗り越えてきました。厳しい学業の要求に直面し、徹夜の勉強や時折の挫折に直面しました。しかし、私たちは逆境に対する強さ、目標の追求における決意、そして自身の能力への絶対的な信念を持ち、ここまで到達することができました。

 

私達の中には、学業を続ける人もいれば、社会人として仕事に就く人もいて、それぞれに新しい人生のステップが待ちうけています。どの道に進むことになっても、ここで学んだ貴重な教訓を忘れてはなりません。成功は自分が成したことが他の人々の生活にどれだけ良い影響を与えるかで決まることを心に留めておきましょう。失敗は成功への階段であり、最も重要な教訓はしばしば失敗の中に存在することを忘れてはいけません。私たち国際大学修了生は、今日の常に変化する世界において、リーダーであり、変革をもたらす存在であり、大きな貢献ができる人々です。そのことを誇りに思わなければなりません。誠実さと忍耐の美徳を心に留め、修得したスキルセットを効果的に活用することで、世界に良い変化をもたらすことは、私達の使命なのです。

 

―自分ならできると信じれば、もう半分は終わったようなものだ―

セオドア・ルーズベルトの言葉です。ですから皆さん、いつも自分自身を信じて、立ちはだかる全ての挑戦を乗り越えましょう。皆さんの健闘をお祈りします。

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