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国際経営学研究科 修了生総代スピーチ

 

謝辞 – 2023年度 修了生総代

国際経営学研究科 MBAプログラム

Dinna Rizqu Awalia

来賓の皆様、槍田理事長、伊丹学長、研究科長、教職員の皆様、友人と家族の皆さん、そして、2023年度修了生のみなさん、おはようございます。

 

まず最初に、2023年度修了生の皆さん、修了おめでとうございます。過去2年間の努力がついに実を結びました。2年前の秋、私たちの多くは、本当に日本に留学する日が来るのだろうか、と先行きの不確実性に苦しんでいました。2021年9月入学時は、10月か11月には渡日できるであろうと楽観的な気持ちで学業を開始しましたが、結果、私を含む多くの人々は翌年の3月や4月まで渡日できずに自国で待ち続ける日々が続きました。オンラインの授業は時差の影響から、場所によっては現地時間の早朝に始まり、一方日本にいる学生にとっては夜遅くに終わることもありました。でも、私たちはそんなオンライン授業をやり遂げました!そして、ついに国際大学に集うことができたとき、多くの人々が「やっとスクリーンから出てきたね」と言い合い、ついに実現した対面授業に参加する喜びの瞬間を楽しみました。共に良いことも悪いことも乗り越えてきた私達。最初は渡日できる日をただ待つ中で、挫折感を共有しました。国際大学に到着後は期待通りの成績を得られなかった時の失望感を共有したり、プロジェクトのために協力し合ったり、修士論文やレポートの発表と修正を一緒に乗り越えました。また、国際大学の裏山でハイキングをしたり、近くのレストランで美味しいランチを食べたり、インターナショナルフェスティバルでパフォーマンスをしたりする楽しい瞬間も共有しました。

 

2023年の春学期、私は幸運にもCorporate Financeのティーチング・アシスタントとして採用されました。授業の補習セッションを行っているときのこと、1人の学生が1つの公式ですべての問題が解けるのか、と私に尋ねてきたことがありました。その時、まるで難解な問題が解けたかのように、私の中で国際大学での学びについて気づいたことがありました。それは、国際大学での2年間の学習プログラムが単に座って授業を受けて、公式やフレームワークを覚えるだけではなく、相互作用について学ぶことだということです。国際大学で経験した全ての事柄は、私たちが物事の前後関係を理解しアプローチする力を養ってくれているのです。国際大学には、異なる国々、年齢層、職業背景から来た非常に多様な学生たちが在籍しています。異なる意見を持つ他者に対し、敬意を払いつつ、理解しようとすることは学びの連続でした。私達の人生は先行き不透明で短いかもしれませんが、国際大学での学びのプロセス全体を将来の自分への贈り物として受け取り、私たちがここに至るまでに下した全ての決断や行ってきた行動を思い返し、お互いを称え合い、サポートしてくださった人々に感謝する時間を持ちましょう。

 

修士号、特にMBAの課程を学ぶことは、私にとって大変光栄なことでしたが、いろいろな方々の助けがなければ、実現できませんでした。まず最初に、国際大学での学びをサポートし、ヨーロッパでの交換留学プログラム参加を認めてくださった私の奨学金スポンサーであるJERAに対して、心から感謝の意を表します。ありがとうございました。私の指導教員であるChuang先生には、学問的な面だけでなく人生についての指導と助言、そしてCorporate Financeクラスのティーチング・アシスタントとしての経験、Pythonを学ぶ機会など様々なことを与えてくださったことに感謝します。Lee先生、Chow先生、Chuang先生、ファイナンスと会計について教えてくださり、ありがとうございました。私は将来、更にこの分野について学びを深めたいと考えています。Zhang Zhang先生には、International Managementクラスのアシスタントとしてお手伝いさせていただいたことに感謝します。他の全ての尊敬する教員の皆様、私達に様々なことを教えてくださり、本当にありがとうございました。日本語の先生方には、ゼロから丁寧に日本語を教えていただきました。国際大学のスタッフの皆様、特に脇屋さん、ホブスさん、北村さんに、学業と学生生活のあらゆる面での数々のサポートに感謝の意を表します。キャリアサポートスタッフの皆様、特に塩谷さんには、卒業後の人生設計において助けていただいたことに感謝します。困難な時に支えてくれたカウンセラーの石橋さんにも感謝しています。

 

この場を借りて、私は個人的かつ敬意をもって、私の夫であるAdhi Maulana Akbarに感謝の意を表します。彼は私に修士号の取得を勧めてくれた人であり、私の最大の支持者です。また、私の両親にも感謝の意を捧げます。彼らの祈りによって私はいつも守られています。インドネシアの友人たち、特にクラスメイトのYuvita、Arif、AiniとRisaそしてYuvitaに感謝し、共に修了できる喜びを共有したいと思います。日本の友人である木村さんが、日本の社会に溶け込めるようにサポートしてくれたことにも感謝しています。

 

最後に、

国際大学のビジョン/国際経営学研究科のミッション: グローバル・リーダーの育成

と私達の未来について言及し、このスピーチを結びたいと思います。

 

私はいつか、ここにいる修了生の多くが、政府や企業で重要な存在となり、グローバル・リーダーとして活躍する姿を見ることができると信じています。国際大学での経験が私たちの目と耳と心を広げてくれました。ここに居る修了生一人ひとりが、世界を理解し、性別や出身地に関わらず人々を尊重し、社会的責任への使命感を持つ賢明で責任感あるグローバル・リーダーとなることを願い、私のスピーチを終わりにします。

 

ありがとうございました。

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