LANGUAGE

Establishing a New Global Standard from Asia

学生インタビュー

学んだ「異文化マネジメント」を今の仕事で生かす

修了生

岡崎 雄一郎 さん

国際経営学研究科 MBAプログラム 修了
全日本空輸

MBA取得には新入社員のころから興味があり、20代のとき、社内公募で国際大学への派遣を志望したことがありました。そのときは落選したのですが、37歳のときに今度は人事発令の形で、10年前に希望した国際大学に入学できることになりました。
学生のころから英語に力を入れていましたし、会社では法務部に所属して、海外の相手先と契約内容などの交渉で日常的に英語を使っていました。ですから、英語で行われる講義は理解できました。しかし試験問題で使われる表現が特殊で、問題の意味が理解できないこともあり、さらに勉強する必要がありました。
国際大学はASEANからの留学生が多いためか、講義でアジアの企業を取り上げることが多いのが特徴です。異文化マネジメントの講義も充実していました。また、航空業界では新しい戦略の例としてLCC(ローコストキャリア)が取り上げられることも多かったですね。そんなときは、航空業界から来ている私がいつも発言を求められました。自分の意見が議論の流れを決めることもあったので、気を引き締めて発言しました。結果的にですが、修士論文もLCCをテーマにしました。
外国人との交流には仕事を通じてそれなりに慣れているつもりでしたが、留学生たちの学ぶことに対する積極性にはカルチャーショックを受けました。 彼らは、分からないことは納得のいくまで、先生方に食い下がって質問します。そんな熱心な姿勢にはとても刺激を受けました。
会社に戻ってからは、機材などの調達を担当する部署で、海外の取引先との交渉を担うことになりました。さまざまな国の方々と毎日のように交渉していますが、国際大学での議論で身に付けた英語と、講義で学んだ「異文化マネジメント」のスキルを生かすことができていると思います。
今度、来日する同級生たちと同窓会を開く予定です。みんなが学んだことを仕事にどう生かしているのか、聞き合うのが今から楽しみです。