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Establishing a New Global Standard from Asia

学生インタビュー

発展途上国の子供たちの教育をサポートしていきたい

修了生

中澤 奈央 さん

国際関係学研究科 国際開発学プログラム 修了
日本国際協力センター(JICE)

学部時代に、国際協力のボランティアサークルに入りました。そこでの活動を通して、発展途上国の子供たちの教育環境について、より深く学びたいと考えるようになりました。
海外で学びたいという希望と、見識を深めたいという思いをかなえるために、大学3年生のときに1年間、米国に留学しました。学部では英文学を専攻していたので、卒業時にそのまま就職しようか、国際協力や国際関係について深く学ぶために大学院に進もうか、悩みました。もう一度留学をしたいという思いも、捨てきれずにいました。
そんなとき、国際協力に関する情報誌で目にしたのが、国際大学でした。国際関係学を学べること、海外留学と同等の国際的な環境にあること、授業はすべて英語であることを知り、受験することにしました。私自身が新潟市出身だったので、同じ新潟県にある国際大学を身近に感じたということもありました。
入学してすぐ、海外留学での経験以上に、さまざまな国との文化の違いを肌で感じることができる大学だと思いました。米国留学時はホストファミリーの家とシェアハウスで暮らしていたため、自分の部屋に戻れば、大学生活から離れた環境となります。しかし、国際大学では寮生活なので、寮生全員と顔なじみになります。大学の延長に寮生活があり、寮生活の延長に大学があるという感じでした。
授業では、学部のときに学んでいなかった経済学や統計学の専門用語を聞き取るのに注力しました。しかし1年生には2年生がティーチングアシスタントとしてサポートしてくれましたし、先生方も丁寧に教えてくれましたので、苦労したという思いはありません。修士論文は、学部時代からの思いと関連のある「インドネシアの所得格差と教育の因果関係」をテーマにしました。
日本国際協力センターでの勤務は始まったばかりですが、自分自身のテーマでもある「貧困と教育環境の改善」について、国際大学で学んだことを生かして取り組んでいきたいと思っています。