研究科長挨拶

加藤 宏 研究科長
政策科学を学べる大学は日本に数多くありますが、それらの中でも、本学の国際関係学研究科にはいくつかの際立った特徴があると思います。
第一の特徴はその際立った国際性です。教員の構成はもとより、学生もきわめて多様であり、現在では世界60以上の国・地域からの学生が本学に集っています。また、すべての授業は英語でおこなわれています。このような環境で、学生は、クラスではまずは世界標準の社会科学の理論を学ぶと同時に、このような世界各国のリアルで多様な事例を比較分析する機会が与えられます。
第二の特徴はその学際性と分野横断性です。本研究科では、国際関係学、経済学、公共経営学などの学問領域を包含する分野横断的で政策指向的な教育を行っています。学生には特定のプログラムに属してもらいまずはそれぞれのプログラムで必須なコアの知識・能力を身に着けてもらいますが、その基礎の上に、所属プログラム以外がオファーする幅広い科目も興味・関心に応じて履修することができ、将来のキャリア形成に役立てることができます。
そして第三の特徴は大学のコンパクトさと親密な学習環境です。本学は小規模な大学院大学であり、教員一人当たりの学生数が少なく、クラスあたりの学生数も少なく、授業はその大半がインターアクティブなスタイルで行われます。また論文指導も学生一人ひとりに対して丁寧に行われます。
このような学習環境で、途上国の発展過程における諸問題を解決する政策を学修し、課題を体系的に分析できる専門家としての能力の涵養を目指します。
なお、当研究科は、国際協力機構(JICA)、国際通貨基金(IMF)、アジア開発銀行(ADB)などの奨学プログラムから指定を受けており、世界各国の官庁や中央銀行などから多数の行政官が入学しています。教育内容はもちろんのこと、これら世界各国の未来のリーダーとの間で形成される人的ネットワークは、修了後にも大きな財産となることでしょう。
また、本研究科には博士後期課程も設置されています。博士課程は、「経済学クラスター」「公共経営学クラスター」「国際関係学クラスター」に所属して研究を行い、修了後は「博士(経済学)」「博士(公共経営学)」「博士(国際関係学)」の学位が授与されます。