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入試ワンポイントアドバイス

入試ワンポイントアドバイス

『入試ワンポイントアドバイス』はどのプログラムを受験したらいいのか決めかねている人や、いざ入試に向け準備をはじめてみたものの、どのような出願書類を作成したらいいのか分からず、何か手がかりが欲しい、という人向けのアドバイス集です。

入試ではTOEFLやGPA、GMATなどのスコアとともに、キャリアプランが重視されます。出願時に明確なキャリアプランをもつ出願者は、入学後も高いモチベーションを維持し、積極的に課題に取り組み、クラスの質を高めてくれます。また、そのような学生には大学もより具体的なキャリアサポートを提供することができます。その点を踏まえ、アドバイスの中心はキャリアプランについてです。キャリアプランを明確に意識するようになると、プログラムの選択や出願書類の作成についての方向性も明確になるはずです。

『入試ワンポイントアドバイス』は合格という結果を保証するものではありませんが、お読みいただき、万全の準備を整え、自信を持って受験に臨んでいただけたら幸いです。

1. 7つのプログラムの内容を熟知しよう

IUJに入学後、入学したプログラムが想像していた内容と異なる、あるいは、別のプログラムのほうが、関心のある内容に近いことがわかったというのは、実際に時々ある話です。IUJには現在7つのプログラムがあります。プログラム間の連携はありますが、重点を置く領域や修士論文の要件、要求される経済学・数学のレベル、修了後の進路の方向性等の点で大きく異なります。どのプログラムを受験するかを決める前に、7つのプログラム全ての説明を読み、何を学べるのか、自分の関心に最も合致しているのはどのプログラムか熟知しましょう。

全プログラムを熟知することには、もう1つ良い点があります。それは、所属しているプログラム以外の6つのプログラムの科目を履修できる、クロス・レジストレーションの計画を立てられるということです。クロス・レジストレーション制度は、IUJ学生にとって極めて有益なシステムです。例えば、MBAプログラムの学生が国際開発学プログラムの『開発経済学』や『プロジェクト発掘評価論』を、国際開発学プログラムの学生がEビジネス経営学プログラムの『顧客関係管理(CRM)』を学ぶ、といった具合に、学生が自分の関心・希望進路によって他のプログラムの科目を履修することが出来ます。

重要なことは、出願前にIUJのことをよく知っておくことです。十分な情報があれば、将来のキャリアに向けてIUJで何を学ぶのか、確固たるスタディ・プランが自ずと出来上がってくるでしょう。

2. キャリア・ゴールを見据え、IUJで何を学ぶべきかを考えよう

自分の将来について確固たる目標とクリアなビジョンを持って入学してくる学生は、IUJのプログラムは質が高く得るところが多いと評価しています。逆に、IUJ修了後の進路についてしっかりとした目的を持たない学生は、特に1年次の必修科目には煩わしさを感じています。そのような学生は将来に対し大きな展望がなく、自分が学んでいることが今後どう役立っていくかをよく理解出来ていません。このような事態を招かないために、出願段階から修士号取得後のキャリアについてよく考えましょう。

IUJ入学後は、キャリア・カウンセラーが学生一人一人の目標に合ったキャリアプラン作りをお手伝いします。この時点で、どのような職業を目指すかがはっきりしていると、効果的な履歴書・求職申込書が書きやすくなります。

自分のキャリアプランを思い描くには色々な方法がありますが、IUJのコース概要を読んでみるのも一案です。読んでみて関心を持った科目が、進路を指し示してくれる場合もあります。例えば、マーケティング関連の科目に興味を覚えたら、広告やマーケティング関係、プロジェクト発掘評価論に魅力を感じたら開発コンサルタント、地域研究を勉強してみたいなと思ったらジャーナリズム、モバイルビジネス戦略に関心があったらモバイル・マーケティングにおける職業が、それぞれ向いていると考えられます。同様に、新聞を読むときに、必ずチェックする記事があれば、それが関心のある分野かもしれません。IUJ修了生にその分野のエキスパートがいるかもしれませんので、コンタクトしてみるのもいいでしょう。修了生情報はIUJのウェブサイトで確認できます。

キャリアゴールを見据え、出来ることは何でも試して下さい。キャリアプランが描ければ、入学後、どの分野に注力すべきか、はっきりしてきます。そうなれば志望理由書や研究テーマも随分書きやすくなるはずです。

3. IUJで受ける教育をいかにカスタマイズするか

IUJ修了後に何をしたいかを考えることは、IUJ受験の有効な戦略となります。将来の自分を思い描くことで、IUJでどんな科目を選択すべきか、どの教員のもとで学んだら良いか、また、修士論文のテーマは何にすればよいか等、選択肢を絞りこむことが出来るでしょう。それによって、まず自分にはどの学位が適切であるかが見えてきます。それだけでなく、将来のキャリアに合せて、所属プログラム以外の科目を履修することで、習得したい知識やスキルをカスタマイズできます。また、論文の発表、コンファレンスやセミナーへの参加、教員と共著したペーパーの出版等、様々な活動に参加することで、そこで行った研究を修士論文にまとめたり、博士課程への足がかりにすることも出来ます。

これらを志望理由書や研究テーマに著すことで、入試審査委員に対して、あなたがいかに高いモチベーションをもって、IUJでの研究に向け準備しているかをアピールすることが出来ます。

4. 早めに出願しよう

IUJでは、国内居住・海外居住の別、また、希望する研究科ごとに、複数の出願締切日を設けていますが、早めに準備を始め、なるべく早い時期に出願することをお薦めします。国によっては、GMAT(MBAプログラムのみ)やTOEFLあるいはIELTSを受験するのに遠くまで出かけたり、高い費用を支払わなければなりません。それらの試験を受けるタイミングによっては、IUJへの出願に間に合わなくなってしまう場合もあります。また、推薦書の作成を依頼したり、質の高い出願書類を整えるには時間と労力を要します。出願締切の2~3週間前まで待ったりせず、早め早めに準備をすすめ、万全の態勢で受験してください。

また、IUJ奨学金採用の審査は「数次選考方式」で行われます。数次選考方式とは例えば、第1次入試の出願者を、採用(awarded)、不採用(rejected)、次回繰り越し(postponed)の3グループに分け、次回繰り越しグループに入った出願者を第2次入試の奨学金審査で再度判定するものです。したがって、1次で採用とならなかったとしても、2次で採用される可能性も出てきます。ところが最終の入試で出願しても、審査は一度しか受けられず、そこで採用とならなかった場合は2度目のチャンスはないということになります。つまり、受験シーズンの早い時期に奨学金受給の審査を受けた方が、奨学金採用の確率が高くなるわけです。

また、オンライン出願の際、コンピュータに不具合が生じたり、海外居住者の場合、国際郵便に遅れが出たりすることもあります。そんな事態になっても、出願が早ければ十分に対応出来る時間的余裕が生まれます。

5. GMATスコアを上げる努力をしよう

MBAプログラム受験者には、GMATスコアの提出が義務付けられています。GMATは試験の中味もさることながら、受験そのものも比較的厄介です。それは、TOEFLなどと比べ、試験会場が限られており、受験者数にも制限があるからです。現在日本では、東京、名古屋、大阪、福岡、那覇の各試験会場で受験できます。試験実施日や時間等は会場によって異なりますのでご注意ください。試験実施日、空席状況や、受験の申込みはウェブサイトからで出来ます。

GMAT受験には万全を期し、臨んで下さい。もし、ここしばらく受験していなかったという方は、オンラインの模擬試験を受けてみましょう。またビジネス経験の浅い方は、働き始めて2年目くらいにGMAT受験を検討してみてはいかがでしょうか。あるいは、模擬試験を多数受けたりGMAT攻略本を読み漁るのも良いでしょう。他にも、GMAT受験の予備校に通ったり、多くのGMAT受験者を会員に持つGmatClubに入って、他のメンバーの助けを借りたりと、方法はたくさんあります。GMATのスコアは、入試と奨学金審査両方にとって重要です。ベストを尽くしましょう。

GMATスコアは直接IUJに送られます(IUJのコードは正しく記入・入力して下さい)が、出願締切日に間に合わず入試を受けられなかったり、奨学金審査の対象にならないというケースもありますので計画的に受験してください。

6. TOEFL、TOEIC、IELTSのスコアを上げる努力をしよう

IUJは、授業も修士論文執筆も全て英語で行われる大学院大学です。1年365日、朝から晩まで多国籍の学生が集うキャンパスには、様々なお国訛りの英語が飛び交い、国際色豊かな社会が形成されています。確かな英語力を身に付けることで、IUJでの経験がより豊かになります。IUJでは、英語力を測る手段としてTOEFL、IELTS、TOEICの3つを利用しています。これらの試験のための勉強は決して楽しいとは言えませんが、IUJの学習環境を意識しながらスコアUPに取り組んでください。IUJへの入学は、英語を共通語とした国際社会の一員になることと同じです。国際社会の一員になった自分を心に描いて、スコアを上げる努力をしましょう。各国の友人があなたを待っています。あなたと英語で議論を戦わせることを楽しみにしています。教員もあなたの発言や修士論文(もちろん英語で)を楽しみにしています。TOEFL、TOEIC、IELTSの試験勉強は素晴らしい英語体験への近道です。

受験者の中には、TOEFL、TOEIC、IELTSスコアの提出を免除される人もいます。詳細は学生募集要項で確認してください。

7. 志望理由について考えてみよう

出願書類の一つに志望理由書(Personal Statement)があります。これは、IUJが出願者のことを知り、出願者がIUJのプログラムに合っているかどうかを判断するためのものです。

志望理由書を書く際、以下のことに留意すると良いでしょう。

・略歴を書く際は、IUJ及びあなたのキャリア・ゴールと関連付ける。つまり、IUJ受験と将来に向けて、これまでどんな努力をしてきたかを伝えるのです。

  • プログラムの概要を熟読し、その中で学問的に、あるいは将来の進路を考える上であなたが関心を持った事柄を書き出す。
  • IUJでの学生生活を思い描いてみる。目指すプログラムのどの科目や教授があなたを刺激し、他のプログラムのどの科目を履修してみたいか。
  • あなたが目指すIUJ修了後のキャリアには、どんなスキルや知識が必要で、それらを習得するにはどうすべきか。
  • 修士論文のテーマを何にするか、またそれがキャリア・ゴールにどう結びついて行くか。
  • あなたがIUJから何を得られるかだけでなく、IUJに対して学生として、また修了後は同窓生として、どう貢献できるか。

8. 研究テーマについて考えよう

出願書類の一つに研究テーマ(Research Topic)があります。国際色豊かな大学院大学にふさわしい、オリジナリティのあるテーマを期待しています。教授陣はその高い学識と豊富な国際経験で、学生の学問的関心を満足させ、学生が十分なモチベーションを持って研究テーマの追究にあたるよう指導します。

研究テーマを考える際のいくつかのポイントをお話しします。

各プログラムがオファーする科目の概要を熟読しましょう。
将来のキャリアと、自分の望む専門分野の中でどんなテーマで研究活動をしたいか考えましょう。そのテーマは、学生として、またその後専門家として、モチベーションを十分に維持できるテーマかも重要です。
あなたが選択するプログラムの担当教員の専門分野、カリキュラム、リサーチ・トピックや活動等、あなたの研究活動をサポートできるものであるか。
博士課程進学を考えている場合は、そこでの専攻と研究テーマとの関連性を考える必要もあるでしょう。

研究テーマについて記述する際は、以下の項目を記入すると良いでしょう。

  • あなたの選んだ研究テーマの意義と必要性
  • 研究の動機
  • 取り組みたい課題
  • 収集しなければならない情報
  • それらの情報をどうやって収集するか
  • あなたの研究のユニークな点
  • あなたのこれまでのキャリアと研究テーマの関連付け
  • その研究を行うのにどうIUJのカリキュラムが助けになるか

研究テーマをまとめる際は、創造力を働かせましょう。上記はあくまでも参考として考えて下さい。

9. キャリア・パスを明示しよう

出願プロセスの随所に、あなたのキャリア・パス、つまりIUJ修了後にあなたが目指す進路について明確に示す機会が与えられています。そのチャンスを利用しましょう。出願書類で、面接で、キャリア・カウンセラーや学生募集担当のスタッフと非公式に情報交換する場で、機会あるごとにあなたの希望進路を伝えて下さい。IUJ側にあなたという志願者を印象付けましょう。

「何をしたいのかわからない。」と言っている人には、このような印象を残すことは出来ません。将来の進路を明確に思い描いていないと、一生勉強して過ごすのかというイメージを持たれてしまいます。IUJは目標をしっかりと見据え、その実現に必要な知識やスキルを習得したいというモチベーションの高い学生を求めています。それが「プロフェッショナル・スクール」のコンセプトでもあります。志願者が真剣に考えれば、IUJも志願者について真剣に考えます。キャリア・パスの種別は問いません。たとえ希望の進路が主流から外れていたり、逆にいたって平凡なものだとしても、心配しないで下さい。IUJは多様性を大切にしています。色々な学生がいていいんです。
以下はこれまでの志願者の多様な希望進路の一例です。インドにおける国際関係に基づいた仏教を広めたい。ウォール街のトレーダーになりたい。ネパールで女性の権利について教えたい。東南アジアにおけるバス事情を向上させたい。自分の国の日本大使になりたい。ビジネス・コンサルティングの仕事をしたい。宝石店を開きたい。カンボジアの民主主義を促進させたい。トルコのCNNに入りたい、等々。どうですか、千差万別でしょう?

10. 教員を知ろう

IUJ教授陣を知りましょう。関心を持つ研究分野は何か、どの大学で勉強したか、IUJでの担当科目は何か、学外ではどんな研究活動をしているか、これまでどんな著書や論文を執筆しているか等、知っていると役立つことは多くあります。共通点(例えば、両親が教員と同じ学校出身だというようなことでもいいのです)を持つ教員や、あなたの学問的目標に合致する教員を探し、その教員の研究に近い研究テーマを願書に反映させるのも一案でしょう。特に長い修士論文に取り組まなければならない国際関係学プログラムを目指す人にとっては、これは重要な戦略であると言えます。教員はスーパーバイザーとして学生の修士論文の指導をしますから、あなたの研究が教員の関心をひくものであれば、教員もよりきめ細かく論文指導が出来るでしょう

11. 修了生とつながりを持とう

IUJに入学することは、国際的な「家族」の一員になるようなものです。学生もいずれ、その一員となる同窓会では、IUJとそのグローバルネットワークが今後長年にわたり発展するよう、優れた人材を待ち望んでいます。そういう意味では、修了時にやっとIUJ人生が始まったばかりと言えるかも知れません。

修了生のことを知りましょう。修了生がボランティア活動の一環として登録している「IUJアンバサダー」とコンタクトを取り、意見交換をしてみて下さい。また同窓会が世界規模で展開している活動について情報を集めましょう。在学生のみならず、志願者にも門戸を開いている行事もありますので、参加の問い合わせをしてみて下さい。そして、IUJの就職・インターンシップの実績をまとめたプレースメント・レポート*を読んでみましょう。修了生がどんな職業に就いているかを知り、自分自身に当てはめて考えてみることも出来るでしょう。
* 就職・インターンシップ実績

世界中にいる修了生と知りあいになることにより、自分を未来のIUJ修了生として捉えることができると思います。学生としてだけでなく、修了生としてIUJに何ができるかを考えてみて下さい。IUJは同窓生を誇りとし、就職等のサポートを惜しみません。同様に、同窓生もIUJを誇りに思い、学生募集や、IUJについて広く伝えたり、奨学金ファンドに寄付をしたりと、様々な方法で母校に貢献してもらいたいとも思っています。あなたがIUJへ出願するときは、自分を修了生と思って願書を書いてみましょう。

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